中国向けECで商品を販売して中国国内の配送拠点から購入者のお宅まで商品を届ける場合、中国国内の配送業者を使うことになります。
中国で最も信頼できる配送業者はSF（ソンフォン）です。日本のクロネコヤマトのような感じです。中国には他にももっと安い配送業者もたくさんありますが、ちゃんと荷物を運んでくれなかったり、異常に配送が遅れる、破損するなど、ひどい配送業者も多いので注意が必要です。
配送はお店の評価に直結してくるのでやはり配送業者はSF（ソンフォン）がベストです。ただし配送料は高めです。それでも日本のヤマトよりは安く感じます。
例えば重さ１３ｋｇ、サイズ３０ｃｍ立法、このくらいのダンボール箱１つを隣の市まで送る配送料はだいたい２５元です。２５元＝日本円で約４００円です。 送る距離が長くなると送料も高くなります。
タオバオに出店を始めたけど売れずに行き詰まっていますというご相談を沢山いただいております。今後どのようにお店作りを進めていけばいいのかをご説明します。
中国人の知人がいればタオバオに出店するのは難しくありません。知人の中国人の身分証や銀行口座を使わせてもらう形でタオバオに出店登録します。でもここでよく注意してください。タオバオのお店の所有権は完全に登録した身分証の人のものです。評価がたくさんたまってフォロワーもついてお店が人気になってくると乗っ取られてしまう、または多くのコミッションを要求されるようになるというのはよくある話です。
なお日本人の身分証(パスポート)でタオバオに出店登録することも可能ですがその場合、中国の銀行口座開設が必要になります。中国の銀行口座開設には中国での住所証明、労働証明が必要になります。これらがクリアできる日本人ならやはり自分でタオバオ出店登録するのがベストです。
話がそれてしまいましたが、タオバオのお店作りの解説に戻ります。
無事タオバオに出店登録が完了し、商品ページもできました。おめでとうございます。ここまででも結構苦労されたことでしょう。でもまだまだこれからです。やっと登山口に着いたところです。
まずご自分の商品ページの１日のページビュー数はいくつですか。１日に商品ページを見に来てくれる人は何人いますか。
商品ページを見てくれた人の１％＝注文数
です。これは中国でも日本でも同じネットショップの法則です。１００人が商品ページを見てくれたら商品価格設定が適正なら、そのうちのだいたい１人が買ってくれるということです。
１つ注文が欲しければ、１００人に商品ページを見てもらう必要があるのです。
ここで再度さっきのご質問です。あなたの商品ページは１日何人が見てくれていますか。ネットのお店では中国のタオバオでも日本の楽天でも同じ、このアクセス数が全てです。
ネットのお店で売れない、アクセス数が足りないからです。では売れるためにはどうお店作りを進めていけばいいかもう答えは出ています。
質問：「タオバオに出店したけど売れません、どうしたらいいですか」
答え：「１日のアクセス数を増やしてください」
です。
まずは商品ページを見てくれる人を増やすことに全力を注いでください。ほかの事は後回しです。
アクセス数を増やす方法はいろいろあります。いろいろあるので間違った方法にお金を時間をかけないように注意してください。
webデザイン会社に多額のお金を払ってきれいな商品ページや商品写真を作ってもらおうとしている社長さん、それは今すぐ中止してください。それは後回しです。
いくらきれい商品ページを作ってもアクセス数は増えません。web会社の営業トークにだまされてはいけません。お金が沢山余っているから大丈夫という会社ならばいいです。好きにしてください。
誰も来ない山奥にいくら立派なお店を作っても誰も来てくれません。
すべきでないことをせずアクセス数を増やすことに限られたお金や時間を一点集中させて突破する。これがまずすべきことです。ネットのお店はアクセス数が全てです。
沢山の出店料を払って天猫に出店する、これも間違いです。アクセス数は増えません。
ではアクセス数を増やすにはどうすればいいか。これは中国と日本では方法が違ってきます。中国独自の方法がいろいろありますが、今中国で一番効果的なのは動画投稿アプリ「头条(toutiao)トウティァオ」です。
中国の头条はちょっと感じが違いますが日本でいえば
時間があれば解説します。
時間があれば解説します。
時間があれば解説します。
今中国で最も利用者が多い動画アプリは「抖音(tiktok)」です。ですが抖音(tiktok)は遊びメインです。女の子のダンス、音楽、面白い動画、そういう時間つぶしに最適な動画がほとんどで、気軽に見れるので利用者が最多になりました。しかしtiktokが廃れるのは時間の問題でしょう。
遊びではなく、何かを調べたり情報収集したいという時に中国人が一番良く使うのはこの「头条(火山小視頻+西瓜視頻)」です。私も「抖音(tiktok)」は時間の浪費になるのでなるべく開かないようにしていますが、「头条(火山小視頻+西瓜視頻)」は積極的に情報収集のためによく使っています。
これは「头条(西瓜視頻)」のスマホ画面です。
中国の人が何かについて調べたい、または最新の情報を知りたいというときにはまず最初に「头条(火山小視頻+西瓜視頻)」で検索します。中国ではグーグルが使えず、国産の検索サイトもあるのですが検索精度が悪いので中国の人は検索サイトはあまり使いません。
中国では
ネットで調べもの＝「头条(火山小視頻+西瓜視頻)」
時間つぶし＝「抖音(tiktok)」
です。
日本では「头条(火山小視頻+西瓜視頻)」を知っている人はほとんどいませんが、日本でいうところのスマートニュースやグノシーなどに近いアプリです。
そしてこのアプリは利用者が文章や写真、動画を投稿することもできるのです。中国の動画マーケティングではこのアプリに動画を投稿するのが中国では一番効果的です。
头条は日本でいうところのキュレーションアプリです。興味のある記事や動画がどんどん流れてます。头条は他の中国産キュレーションアプリと比べて面白いニュースが流れてくる精度高いため中国で一番人気になっています。
この头条アプリの中には２つの動画アプリ「火山小視頻」と「西瓜視頻」が組み込まれています。「火山小視頻」は１分以内の短い動画、「西瓜視頻」は１分以上の長い動画を見ることができます。興味深い中国のニュース動画などが次々と流れてくるのでこれをしばらく見ていればあっという間に中国情報通になれます。
中国にいる私の周りの中国人を観察したり、自分でいろいろ使ってみた感覚として最もこれからチャンスがありそうだと感じている動画アプリはこの「头条(火山小視頻+西瓜視頻)」です。
他にも今中国にはたくさんの動画アプリがあります。
たくさんありすぎてどれを利用したらいいのか迷うほどです。
確かに利用者数で言えば、微信(wechat)公式アカウント(微信公众平台)が間違いなく利用者数No１です。私も毎日記事を投稿していますが着実にフォロワーは増えていっています。しかし安定しすぎていて同じことをしている競合も多くなんだかあまりチャンスを感じません。メインはテキスト配信で一応動画も配信できるということで動画に特化しているわけではありません。
一方、「头条(西瓜視頻)」は動画の方がメインになってきている感じです。私の中国人の知人も何か情報収集をするときはだいたい「头条(西瓜視頻)」を使っています。
自分でも「头条(西瓜視頻)」を使ってみましたが、検索して表示される動画や記事がとても面白いものが多いです。
これから中国向け動画を始めてチャンネル登録者数を狙うなら「头条(西瓜視頻)」が一番おすすめだと思います。
「友布」というところをタップして動画を投稿します。
中国動画マーケティング、越境ECのご相談
Eメール： info@microbe.jp
微信(wechat)： den20140301
ライン(LINE)： d369