先月頃から淘宝（タオバオ）に出店して中国向けに販売したいというお問い合わせがとても増えてきています。食品関連からデジタル関連までいろいろなジャンルの商品を扱っているお客様から毎日のように淘宝（タオバオ）出店登録のご依頼をいただいております。

本日も日本からいらっしゃったお客様の淘宝（タオバオ）出店登録、支付宝（アリペイ）登録のお手伝いをさせていただきました。男性とその隣の方がお客様で、対面に座っているのが弊社スタッフです。弊社オフィスにて淘宝（タオバオ）出店の打ち合わせ、登録作業を行っているところです。

すでに中国の銀行口座（中国建設銀行）をお持ちとのことでしたが、淘宝（タオバオ）・支付宝（アリペイ）出店登録の手続きがまだとのことでしたのでその作業から始めました。ほとんどの日本のお客様は中国の銀行口座はもっていないと思いますので、通常は最初に中国の銀行口座開設をした後に淘宝（タオバオ）・支付宝（アリペイ）出店登録を行います。

こちらは淘宝（タオバオ）と支付宝（アリペイ）の身分認証用の写真撮影を行っているところです。パスポートを両手で持って撮影した上半身の写真を淘宝（タオバオ）にアップロードして身分認証を行う必要があります。淘宝（タオバオ）は数年前までは出品商品の制限もほとんどなく、出店者の審査、身分確認などもゆるく自由にしすぎたせいで、かなり淘宝（タオバオ）の信用度が落ちてしまいました。現在、信用回復のため淘宝（タオバオ）は年々審査を厳しくしています。

淘宝（タオバオ）出店登録をしたことある人ならご存知だと思いますがこの身分認証用の写真アップロードが最初の難関になります。一度でもやったことがあればなんということはないのですが、初挑戦の方にとってはなかなかやっかいです。

そしてこの身分証明写真の他にもいくつか難関があります。もう一つの難関は淘宝（タオバオ）の決済システムである支付宝（アリペイ）と中国の銀行口座をリンクさせる作業のところです。特に外国人の場合には、苗字と名前の間の空白や順番が逆になっているなどの問題で、支付宝（アリペイ）と中国の銀行口座の実名のマッチングがうまくいかなかったりして苦労する場合があります。その他にも淘宝（タオバオ）出店登録にはいくつか注意しなければならない点があります。

はっきり言って淘宝（タオバオ）出店はけっこう面倒です。ですが面倒だからこそまだまだ参入者が少なく、日本でのヤフオク、アマゾン転売などのように過当競争状態にはなっていないので今がチャンスです。数年後には誰でも簡単に淘宝（タオバオ）出店になりそのときにはもう後発組になってしまいます。日本のネットショップでも成功できた多くは初期に参入した人達です。後発組になってしまえばチャンスは少なくなります。今のうちからまずは淘宝（タオバオ）出店をして、早く経験を積んでおけば数年後にはかなり有利になるはずです。

最近の淘宝（タオバオ）出店登録の様子です。こちらの記事もご覧ください。