ネットショップの売れる法則
タオバオ(淘宝)は中国で最も利用者が多いネットショップです。
この中国のタオバオ、日本の楽天、アマゾン、などあらゆるネットショップで共通の法則があります。
ネットショップの法則:「転換率」1%~3%
具体的には下記のような意味になります。
1日アクセス数が100人→注文数1~3件
1日アクセス数が1000人→注文数10~30件
1日アクセス数が10000人→注文数100~300件
これは「水が高い所から低い所に流れる」、「時間は過去から未来へ進む」のと同じ自然の法則のようなものです。
なので日本のネットショップにも中国のネットショップにもあてはまります。
100人が商品ページを見て、そのうちの2人が買ってくれた場合、
100人中2人が見る→買う、に転換したという意味で「転換率」2%と言います。
余談ですが「転換率」はネットショップだけでなくブログなどほぼ全てのネットサービスにあてはまります。当ブログは1日のアクセス数が約500ですが、やはり実際に1日にお問い合わせいただくのは5件くらいです。
商品の魅力、価格などでも変わりますが普通のネットショップではだいたいこの「転換率」は1%~3%です。
「転換率」1%くらいが一般的で、3%だったらかなり高い方です。
以前、楽天市場に出店していたときも「転換率」はだいたいこのくらいの感じでした。
この「転換率」はネットショップを運営したことがある人なら実感としてすぐわかる事なのですが、ネットショップをやったことがない人は知らない場合も多いようです。
知らないから仕方がないのですが、ネットショップの経験がない人によくありがちなのが、まず商品ページをきれいに作れば売れると勘違いしていることです。
大金をかけてサイトデザイン会社にきれいなページを作成してもらったのにぜんぜん売れないというご相談をいただくこともよくあります。
確かに商品ページをきれいに作成するのは「転換率」を増やす効果はあります。
商品ページを100人見てくれた場合に今までは2人しか買ってくれなかったのに5人が買ってくれるようになるということです。
ですがそもそもいくらきれいな商品ページを作っても1日に商品ページを見てくれる人が10人しかいなかったら、何の意味もないのです。
ネットショップで最初にすべきなのは1日のPVを少なくとも100以上にする仕組作りを始める事であり、きれいな商品ページ、画像、バナーを作ることではありません。
1日のアクセス数を増やす
上記のようにネットショップで最も重要なのはアクセス数です。
1日のアクセス数で商品の売上が決まります。
実店舗であれば立地、接客など売上には様々な要素が関連しますが、ネットショップは実はとてもシンプルです。全てはアクセス数なのです。
ネットショップの法則から、1日の注文件数を200件にしたければ、1日のアクセス数が1万あればだいたいできるということです。
ネットショップで売上を増やすにはとにかくまずはこの1日のアクセス数を増やすしかありません。
1日のアクセス数を1万くらいまで増やすことができれば、あとは商品価格が適正なら自然に200~300件は売れていきます。
ですがこの1日のアクセス数を増やすというのがとても大変です。これがネットショップが難しい理由でもあります。
アクセス数はまるで植物や脳の神経細胞のようにゆっくり成長していきます。
よほどのことがない限り1日のアクセス数が急に増えるということはありません。
広告費用に大金をかけて無理やり1日のアクセス数を増やすという手もありますが、ずっと広告費を払い続けるわけにもいきません。
楽天市場の店舗の中には月商1億あるのに広告費用に数千万円かけていて、手元に残るのはわずかという店舗も多いです。
やはり自前でアクセスを集めることができるようにするのがベストです。
ネットはスピードと思われがちなのですが、実はネットはコツコツ勝負です。
ネットは脳の神経細胞に良く似ています。脳の神経細胞は急には成長できません。
反復練習をコツコツ続け神経細胞に繰り返し電気信号を送ることによって植物のようにゆっくり成長していきます。
ネットショップも同じでアクセス数を増やすには早い場合でも2~3年、遅ければ4~5年は毎日コツコツ努力を積み重ねる必要があるのです。
時間もかかるし根気もいるので多くの人は途中で挫折してしまいます。
この難関を乗り越えていったん、1日のアクセス数1万とまではいかなくても1千でもいいですが、ここを突破できればあとは自然に売れていくという状態になります。
アクセス数を増やす具体的な方法
ではどうしたらアクセス数を増やせるかですが、まずはある程度、商品の出品数を増やすことです。
それもただ商品を出品するだけでなくキーワードを意識して商品を出品します。
検索する人が多いキーワードの商品をコツコツたくさん出品するようにしていけば、アクセス数は増えていきます。
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