手っ取り早く商品を売りたい時、商品の値段を下げて安売りをするのが最も簡単な方法です。安くすれば売れます。
今まで他社が2980円で売っていたバッグを2480円で売り出せばもちろん売れます。
今日本のECでばアマゾン、楽天、そして中国のECではタオバオなど、ネットショップではいかにコストを削って安く売るかの勝負、セラー間で激しい安売り競争になっています。
それは多くのセラーはとりあえず一番手のつけやすい安売りという方法に走ってしまっているからです。
安売りは貧乏なお客を引き寄せる
でも良く考えてみてください。安く売るのは本当にいいのでしょうか。
安売りの商売のやり方をするということは、数百円安くなったからあっちへ、次は数百円安くなったからこっちへ、と安い店に飛びつく貧乏人のお客をたくさん集めて、その貧乏なお客に対して商売をすることになります。
私の経験上こういうお客はクレームも多いです。率直に言えば客質が悪いのです。相手に対して感謝よりもまず苦情を言う、そういう習慣の人が多くてその習慣がその人自身を貧乏にしている要因となっているのです。世界は原因と結果です。貧乏になる原因があるから結果として貧乏になっているのです。
貧乏人は悪いとか、お金持ちは良いという話ではありません。私達が商売を続けるためには利益がなくてはできません。ちゃんと利益が出る商売をしなければ持続ができないので正しい方法を選びましょうという話です。
貧乏人のお客さんをたくさん集めていったい何がしたいのでしょうか。
水がほとんどない雑巾をもっと絞ってももう水はでないのです。
こういう薄利多売の商売は年商年百億もあるような大企業にまかせておいて、我々中小個人は本当に今後商売を続けて成功したいならこういう商売はすべきではないと思います。
日本でも中国でも2極化が進んでいてお金持ちの人はもっとお金持ちに、貧乏な人はどんどん貧乏になっています。どんどん貧乏になる人達を集めて商売をしてもきっと自分も貧乏になるだけです。
お金持ちの客を集める
ではどうすればいいか。日本で商売をする場合でも中国で商売をする場合でも同じです。お金持ちのお客、またはどんどんお金持ちになっている途中のお客に対して商売をすることです。
そうすれば自分も自然にお金持ちになっていくでしょう。
どうやったらお金持ちの客が集まるかを考える必要があります。少なくとも安売り競争は貧乏人を集めるだけでお金持ちの客は集まらないのです。
今中国ではお金持ち、お金持ちになる途中の人が急増しています。日本では反対にもっと貧乏になる人が増えているようです。
では具体的にどうすればいいか。
商売は需要と供給です。
お金持ちの人、またはお金持ち途中の人が何を求めているか、需要を考えてそれを提供する商売をすれば自然にそういうお客が集まってきます。
誰に対して商売をするのかしっかり意識して商売の戦略、方針を決めなくてはいけません。この辺をしっかり意識していれば少なくとも、安易な安売りをしようとはならないはずです。
お金持ちは何が欲しいか
日本人に向けて商売をするなら、日本人のお金持ちは何を欲しがっているかを考えてください。
中国に向けて商売をするなら、中国人のお金持ちは何を求めているでしょうか。
日本と中国では経済状況はかなり違いますから、同じお金持ちでもニーズも異なる可能性もあります。
ただお金を追いかける時代は終わり
2018年からお金の時代から心の時代になっています。
ただお金儲けの時代は終わり、「モノをたくさん売る」ではなく「何人を助けたか」