日本で3,980円の服、広州ではいくら?アパレル卸市場ガイド

日本のセレクトショップやネットショップで
3,980円で売られている服。


実はその多くが、中国・広州のアパレル卸市場から仕入れられています。


では実際、広州ではいくらで売られているのか?
日本のアパレルバイヤー向けにリアルな価格感を解説します。




結論:広州では800円〜1,500円


日本で3,980円の商品の場合


広州卸価格の目安



  • Tシャツ:¥500〜¥900

    シャツ:¥800〜¥1,200

    ワンピース:¥900〜¥1,500

    セットアップ:¥1,200〜¥2,000

つまり


日本販売価格:3,980円
仕入れ価格:約1,000円


利益構造はこうなります



  • 仕入れ:1,000円

    国際送料:300円

    国内送料:200円

    合計原価:1,500円

販売価格:3,980円
利益:約2,480円


かなり現実的な数字です。




なぜ広州はここまで安いのか


理由はシンプルです。


① 工場直結の卸市場
② 競合店舗が多い
③ 最小ロットが小さい
④ 流行商品の回転が早い


広州の市場では、同じデザインの服を
10店舗以上が販売しています。


そのため価格競争が激しく、
自然と仕入れ価格が下がります。




日本のバイヤーがよく行く広州市場


代表的なエリアはこのあたりです


・沙河市場(安い・トレンド)
・十三行(中価格帯)
・白馬市場(高品質)
・UUS(韓国系トレンド)


初心者はまず
「沙河」か「十三行」がおすすめです。




広州仕入れのメリット


日本のアパレルバイヤーにとって


広州仕入れのメリットは大きいです



  • 原価を大幅に下げられる

    トレンド商品が早い

    小ロット仕入れ可能

    OEMもできる

    差別化しやすい

特に最近は
インスタ販売・BASE・Shopifyなど


小規模ブランドでも
広州仕入れが増えています。




デメリットもある


もちろん注意点もあります


・市場が広すぎる
・価格交渉が必要
・中国語が必要な場合あり
・同じ商品が多い
・品質にバラつきあり


そのため、事前リサーチが重要です。




まとめ


日本で3,980円の服は


広州では


約800円〜1,500円


この価格差が
アパレルビジネスの利益になります。


もしこれから
アパレル販売を始めるなら


広州仕入れは
最も現実的な選択肢の一つです。

【現場直撃】広州・沙河「金馬服装城」フロア別攻略ガイド!初心者バイヤーが迷わず動ける全フロア解説

広州アパレル仕入れの「聖地」といえば、沙河(シャーハー)エリア。その中でも、圧倒的な安さとトレンドの速さで知られるのが**「金馬服装城(Jinma)」**です。

「建物が複雑でどこに行けばいいか分からない…」 そんな不安を解消するために、各フロアに何があるのか、プロの視点で徹底解説します。

1. 金馬服装城の歩き方:基本ルール

金馬は「安く仕入れて、回転させる」ための市場です。

  • 営業時間: 朝8時〜昼16時。
  • 雰囲気: 非常に活気があり、荷物を運ぶ台車が飛び交っています。スニーカー必須!
  • 交渉: 1枚売りは基本NG。「拿貨(ナーフォ:仕入れ)」の意思を伝えましょう。

2. 【フロア別】何がどこにある?完全攻略マップ

■ 1階:最新レディース・トレンドの爆心地

入り口から熱気がすごいフロアです。

  • ターゲット: 10代〜30代のトレンドに敏感な層。
  • 特徴: 今、インスタやTikTokで流行っているデザインが最速で並びます。
  • コツ: 動きが早いので、いいなと思ったらその場でWeChatを交換して、店舗番号をメモ!

■ 2階:カジュアル・デイリーレディース

1階より少しだけ落ち着いて見られる(といっても激混みですが)フロア。

  • ターゲット: カジュアル、韓国スタイル、Tシャツ、デニムなど。
  • 特徴: 日本のメルカリやネットショップで「即売れ」しそうな、使い勝手の良いカジュアル服が豊富です。

■ 3階:メンズ・ストリート・ユニセックス

ここからメンズアイテムが本格的に登場します。

  • ターゲット: メンズ、またはオーバーサイズ好きの女性。
  • 特徴: ジョガーパンツ、プリントTシャツ、パーカーなど。デザインのクセが強いものから、シンプルなものまで揃います。

■ 4階〜5階:中堅クオリティ・オフィス・きれいめ

上に行くほど、少しずつ品質が上がります。

  • ターゲット: 働く女性、少し落ち着いたデザインを好む層。
  • 特徴: ブラウスやスラックス、少しカチッとしたワンピース。1階に比べて縫製が安定している店が増えるので、検品リスクを下げたい初心者におすすめ。

■ 6階〜上層階:季節モノの殿堂(ニット・アウター)

ここは「季節の変わり目」に絶対に行くべき場所です。

  • ターゲット: 冬物のコート、ダウン、ニットなど。
  • 特徴: 夏場は閑散とすることもありますが、秋口からは冬服の山になります。単価の高い重衣料を安く仕入れるなら、この上層階が最強の穴場です。

3. プロが教える「金馬」攻略の3つの知恵

  1. トイレは「万佳」へ行くべし 金馬のトイレは難易度が高い(笑)。隣の「万佳服装城」の方が比較的きれいなので、早めに済ませておくのがプロの知恵です。
  2. 階段移動が最強 エレベーターは常に貨物と人で満員。1〜2フロアの移動なら、迷わず階段を使いましょう。その方が効率よく回れます。
  3. 写真は「店舗番号」と一緒に撮る 「この服いいな」と思ったら、服だけでなく**「天井や柱に書いてある店舗番号」**を一緒にスマホで撮ってください。後で代行業者に依頼する際に、これがないと店に辿り着けません。

まとめ:金馬を制する者は、利益を制す

金馬服装城は、正直言って肉体労働です。でも、ここで安く良いものを見つけられるようになれば、あなたのビジネスの利益率は劇的に向上します。

「朝は金馬の熱気に揉まれ、午後は珠江新城のカフェでAI社員に指示を出す」。 そんなメリハリのあるバイヤーライフを目指して、まずは1階から攻めてみましょう!