少し前から「クラウドファンディング」というものが時々話題になっています。ネット上で自分のアイデアを発表し、お金を出してくれる人を募集するという仕組みです。するどい人ならすぐこの仕組みはオリジナル商品の中国OEM生産にぴったりだという事がわかると思います。
上の画像はmakuakeというクラウドファンディングサイトです。すでに実際に多くの商品企画がありお金もかなり集まっています。
新しい時代の価値観に合ったネット通販の形
アマゾン、楽天などのモールはもう新しい時代の価値観に合わなくなってきています。生産能力が向上し、欲しくないモノをたくさん作っているのであらゆるモノが過剰在庫になっています。人々はもう安いモノに飽き飽きしています。もう安く大量に売る次代は終わったようです。
一方でクラウドファンディングの仕組みも楽天市場の予約販売と実際はほぼ同じなのですが、クラウドファンディングの商品ページはより作り手の魂が感じられて見ているだけでもとても面白いです。そして共感しこの販売者にお金を出したいという気持ちにもなります。価格順にソートして買うモールとは別世界です。人々はただ安モノを買うのに飽き飽きしていたのでクラウドファンディングは人気になっています。ただモノを補充するために買うのではなく、買うというゲーム感覚の楽しい遊びなのです。
今までの時代は最短で効率良く大量に生産し利益を得ることが価値だったのですが、もうそういう会社は人々に喜ばれなくなっていて、お金儲けではない部分の価値を提供できる人が売れているようです。今の物販はモノの形をした情熱とか魂を売っているような感じになっています。
アマゾン、楽天、ヤフオクはもう儲からない
もう楽天市場、アマゾン(Amazon)、ヤフオクなどのモールでネットショップを運営してたくさんお金を稼ぐのはほぼ無理というのはみなさんも実感しているのではないでしょうか。ほそぼそとやっていくのは可能だと思いますが大きなチャンスはもうほとんどないと思います。セラー同士の価格競争、そして淘宝(タオバオ)からありものをそのまま買い付けて日本へ発送してアマゾンや楽天市場で売るような転売をしていると、簡単に他の販売者にも真似されてしまうという問題もあります。
せっかく苦労してリサーチして商品を出品して、自分のお店からヒット商品が出てもその商品がランキングにのって目立ってしまうと、すぐ他のライバル店も同じ商品を出品してきます。真似して出品してくるセラーが一人や二人ならまだましですが、ランキングに登場して目立つとあっという間に競合セラーが十数店舗くらいになってしまい、利益がまったくとれないということは多くの方が経験されてくやしい思いをしているのではないでしょうか。
競合セラーが十数名もいれば中には採算度外視で嫌がらせのように価格を崩してくる人は必ずでてきます。こんな状態になってしまった商品はもう終わりです。
単なる淘宝(タオバオ)転売をしているうちはこのような、
売れる商品を発掘→真似されて価格が崩れて利益がでなくなる→また次の新しい商品を探す
というみんなでお互いをつぶしあっているようなとても不毛な状態から抜け出すことができません。これは本当に労力と時間がもったいないです。
多くの人がランキングをくまなくチェックして、売れる商品を毎日探していますから自分の売っている商品がランキングにでたら、遅かれ早かれほぼ真似されます。少しの間は良いですがすぐに自分より少し安く同じ商品をするライバル店が出てきますから、こちらも値下げせざるを得なくなります。この状況になったら、あとは同じ商品を売るライバルがどんどん出てきて、価格が崩れます。商品を購入する消費者にとってはありがたいことだと思いますが、販売者側からすると大きな悩みだと思います。
そして今は、ほかの出品者や現在売れている人気商品、淘宝(タオバオ)転売ができるアマゾン商材を自動的に探し出すツールも登場して多くの人がそのツールを使っています。自動相乗りツールのようなものです。このツールはとても強力なので単純に淘宝(タオバオ)転売していたら必ず見つけられて真似されてしまうと考えた方がよいです。
ただの副業のお小遣いかせぎとしてやるなら問題ありませんが本気でやりたい方はもっと別の方法が必要です。このような状況に陥らないためにはたんなる淘宝(タオバオ)転売から卒業して、自分だけのオリジナル商品を作るという方法があります。
自分の商品を作るといっても在庫を抱えるとなるとリスクが大きすぎて資金が少ない人にはほぼ実現不可能だったのですが、クラウドファンディングのようなサイトを使えば可能になります。あとはどれだけ共感してもらってお金をだしてもらえるかというアイデア勝負です
また実際に今、アマゾンのアクセサリーランキング上位に常に自分の店舗の商品が数点あるという方がいます。その方は
売れる商品を発掘→真似されて価格が崩れて利益がでなくなる→また次の新しい商品を探す
などという不毛なことはしていません。自分のオリジナルブランドを作り、ブランドロゴをアクセサリーに刻印し、アクセサリーを入れる小袋にもロゴを入れるなどして他のセラーが相乗りできないようにしたうえで、着実に自分のオリジナルブランドを育てています。
一見、オリジナル商品を作るなんて難しいと思われるかもしれませんが、実はまったく難しくありません。フォトショップでオリジナルブランドのロゴを作成し、ai形式ファイルで中国メーカーに渡せば簡単にオリジナル商品ができあがります。
商品デザインについても何もまったくゼロから自分でデザインして製造しなくても良いのです。今人気がある商品にほんの少し手を加えて一部分だけアレンジするなどするだけでよいのです。
例えば今、アマゾンランキング上位にあるアクセサリーをサンプルとして中国のメーカーへ持っていって、これと同じもの、でも一部分だけ色や形を少しだけ変えて作ってほしいと依頼すればあっという間に自分のオリジナル商品ができあがります。納期も1週間から長くても2週間ほどです。
このようなオリジナル商品作り、OEM生産を日本でやったらコストがかかって大変ですが、中国の広州で工場に委託すれば数万円でできてしまいます。製品だけではなくて、製品を入れるためオリジナルパッケージを作ることも実はとても簡単です。
ただこのようなOEMは面倒くさいので多くの人はまだ淘宝(タオバオ)転売をしています。もし本気で今後もネットショップをしていくつもりなら、今のうちから早く淘宝(タオバオ)転売から卒業し、他の人が簡単に真似できないような方法を実践することをおすすめします。
【オリジナル商品作り、OEM生産に関連する過去記事】
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