広州シェアオフィス(東莞市内)がある東莞の常平にも繁華街があります。日曜なので日用品などの買い物に来ました。
ここは百花広場という場所です。昨日、8/2は中国の情人祭という祝日だったのでその続きで今日も人がいつもよりかなり多いです。8/2情人祭は日本のバレンタインデーと同じような祝日で、中国にも2/14にバレンタインデーがありますが、中国では8/2の方が昔からある祝日でもあるので、こちらの方を大切にしているようです。中国のカップル達にとってはプレゼントや花を送ったりするとても重要な日です。
中国の一人一人ミクロからマクロへ目を移してみると中国の不動産バブルはピークに達してこれからバブルの崩壊が予想されるなど、中国の経済は決してよくはないのですがそんなマクロを見るのではなくてこうして中国人一人一人を見てみると、非常にみんな元気に買い物を楽しんでいるという感じでとても活気があります。あと本当に日本と違うのはとにかく若者が多いということです。日本で街中を歩いていると若者より中年以降の人が多いですが、こちら中国では若者が圧倒的に多いです。年齢が若いというのが単純に活気の原因なのだと思います。国を構成する一つ一つの細胞が日本は老細胞が多くて老体ですが、中国は細胞がまだまだ若い感じです。体のところどころに爆弾を抱えてはいますが十分な若さがあります。
食事はこちら現地の寿司を食べましたが、価格はほとんど日本と変わりません。本当に4年前と比べても物の値段が高くなりました。中国の物価は今後さらに上がっていき中国元は将来もっと強くなり、一方で日本の市場は縮小してものが売れにくくなっていくという大きな流れがあります。このようなことを大局的に考えると、今私達がメインにやっている「中国で仕入れて日本で売る」という商売はこの大きな時代の流れに逆らうことになっているようです。逆に流れに沿ったことはなんだろうと考えてみるとやはり「中国で売る」ということだと思います。今は中国で仕入れて日本で売っているという人がほとんですが、数年後には「中国で売る」ことが当たり前の時代、中国に向けてサービスや商品を提供する仕事をする人がほとんどという時代にきっとなると思います。
楽天市場などのネットショップが日本で始まった初期の頃も、ネットで売るのはとても難しいしとても今のようにネットショップが主流になるなどと思っている人はごく少数でした。楽天市場よりもずっと大きな大企業がすでにネット通販に参入していましたが結局うまくいかず撤退し、一旦はネットで物は売れないという結論になりました。でもそこで撤退せずに諦めなかった楽天だけが成功し日本で最大のネット通販会社になりました。そのようにまだその分野がうまくいくかわからない、逆に皆がだめだと言っている初期から参入していた人達はその後のネット通販が主流になっていく時代へ向けて大きな成功を収めました。皆が難しいできるわけないと思っている初期に着手した人は大きな利益を得ることができたのです。一方、ネット通販は儲かると皆が言い出してから参入した多数派の人達は価格競争に巻き込まれてたいして大きな成功を手にすることはできていないのです。多数派では決して大きな成功はできない、少数派だけが勝利できるというのはどの分野でも共通する法則です。
今、中国に向けて売るのはとても難しくてハードルが高くて、いったんは中国市場に参入してみたけどだめで撤退したという話をたくさん聞きます。私の周りにいる中国人の知人たちに中国で売りたいんだけどという話をすると、無理だからやめたほうがいいという人がほとんどです。実際、現状は中国進出は失敗した企業がたくさんで死屍累々という感じです。実際中国で売るのは本当に難しいです。でも今後、「中国で売る」がメインになっていくという大きな流れはきっと変わらないでしょうから、まだ中国で売ることに大多数の人が懐疑的である今がたぶん初期なのだと思います。皆がだめだと言って疑っている今から着手してコツコツ経験を積んで数年後に向けて備えておけば、今後中国で売るのが主流の時代になったときに大きな成功を得ることができるのかもしれません。中国で売るという分野において今後、楽天の三木谷氏のような大きな成功を収めて有名になる日本人がきっと出てくるはずです。中国マーケットは日本の10数倍ですから成功したときの大きさは三木谷氏よりももっと桁違いの大きさになると思います。中国元なんかたくさんため込んでどうするの?という気持ちもよくわかります。確かに中国にはいろいろ問題が多すぎます。でもやはり多数派の人達が悲観的になっている今だからこそ少数派になれるチャンスでもあるのではないかと考えています。
中国で売りたいと考えている企業様、個人様、中国で売ることに興味のある方は、雑談でもなんでも構いませんのでお気軽にご連絡ください。