「中国で仕入れて日本で売る」貿易にこの先どう取り組むか

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先日、これからは「中国で売る」時代になると思ったのですがよく考え直してみると、「中国で仕入れて日本で売る」のはもうだめでこれからは「中国で売る」というのは今ほとんど多くの人がすでに考えていることであって、この考え方自体が皆と同じ思考をしていることになりそのことでむしろ逆に多数派に属することになってしまうのではとも考えました。

今、ほとんどの人は中国の物価高と為替の影響、日本の市場縮小という現在の状況において「中国で仕入れて日本で売る」ことに悲観的であると思います。でも株投資と同じで皆が総悲観のときが実は底値であるというのはよくあることです。実は「中国で仕入れて日本で売る」ことは今がどん底でこれから良くなっていくのかもしれません。多くの人が「中国で仕入れて日本で売る」ことから撤退しようと考えているときにここで踏ん張って頑張ればもしかするとチャンスがあるのかもしれません。

ビジネスを大きくして成功するためには、実は何をするかはたいして重要ではなくて最も重要なキーファクターは一つのことに集中して長期でコツコツ王道を積み重ねるということなのかもしれないと最近感じています。以前は何かチャンスはないかと半年ほどインドまでうろうろ探し回ったりしたこともあったのですが、新しいことに手を付けるということは今までやってきたことを捨ててまたゼロから始めるということで、軸がぶれてしまうことになりとても危険です。そんなことを繰り返していたら人生はいくら時間があっても足りません。

今やっていることは当初の計画通り5年やってきたが、どうやらだめそうだから次は新しく計画を立ててこれを5年続けてみようというようにしっかりとした計画のもとに路線を変更するのは良いことだと思いますが、ちょっと手を付けてはやめてというのを繰り返すのはとてもまずいと思います。はっきり言って私がそうでした。だから私はこの歳になってもまだ成功できていないのだとようやく最近になって気づきました。とても愚かというしかありません。世間には私よりも若くして数十億円、数百億円という会社を作り上げている人もいるのにです。きっと彼らは集中と長期積み重ねをした結果、涓滴岩を穿つ、と同じく普通の人が突破できないことを達成できたのだと思います。外から見ると運よく時流にのって成功しただけように見えるかもしれませんが、普通の人には見えないだけで実際は成功者のほとんどは休日も無しに働き、集中と長期積み重ねをした結果今があるはずです。

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多くの普通の人は長期間積み重ねるということができないために何かを成し遂げることもなく一生を凡人で終わってしまいます。人それぞれ価値観がありますから何かを成し遂げるだけが人生ではないという人もいると思いますし、そういう人はべつにそうすればいいのです。でも私は人生でなんとかして一つの事を成し遂げたいのです。

要するにチャンスを追い掛け回すのではなく、まずは今自分がやっていること、できることを全力で毎日積み重ねていくことでその先に次が見えてくる、まず今やっていることを全力で積み重ねないと次が見えてこないのではないでしょうか。山の山頂を目指す登山と同じように一気に山頂に行くことはできなくて、目の前の一歩一歩を積み重ねていくことしか山頂へ到達する方法はないのかもしれません。はたして今の道で本当に山頂に到達できるのかわからなくて不安ですがそれは信じて進むしかありません。そうして途中でやめずに信じて進んだ人だけが目標を突破できるのだと思います。