2022/5/26ブランドオリジナルタグ作成【広州アパレル卸市場】Guangzhou clothes wholesale markets【自我執着を手放す】

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私達がお手伝いできること

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私達の身体は時が来れば必ず失われる

世界を正しく見るというのはこの世界の現象を、妄想や執着にとらわれずに正しく認識することです。

私達人間の身体を構成している原子は食べた物の原子と毎日少しずつ入れ替わっています。約3年で私達の身体を構成していた原子は完全に別の物に入れ替わってしまいます。3年前の自分は実はもうどこにも存在しないのです。

それなのに私達の思考(脳)は自分はずっとここに存在していると思っています。これは妄想にとらわれて世界を正しく認識できていないということです。本当は自分は毎日新しい自分になっていると考えるべきです。これが正しい世界認識です。

そして寿命がくれば全ての人間の身体は枯れ木のように必ず失われます。

 

財産、地位、名誉、いつかは無くなるものに執着しない

ビジネスで成功してお金持ちになりたい、高級外車に乗りたい、軽井沢に別荘を買いたい、などなど、多くの人は財産や地位を築いて、他人から認められたい、賞賛されたいと思っています。

でもそれらも身体と同じで、時が来れば必ず失われるものです。世界を正しく見て、そういうものへの執着を手放しましょう。

 

思考と自分を同一視するから苦しくなる

このように私達の脳から分泌される思考というのは欲張や妄想だらけで、全然世界を正しく見ていないのです。

脳が悪いわけではありません。脳は素晴らしい器官です。心臓、肝臓、膵臓、肺、脳、身体の各器官がホルモンを分泌したりいろいろ機能してくれるから人間は生きていられます。思考は脳からの大事な分泌物、危険を察知して守ってくれる探知レーダーや方向を示してくれるカーナビのようなものです。

しかし思考はただの分泌物であり、私自身では決してありません。思考と自分を同一視してしまうことは正しく世界を見ていないということになります。思考と自分は同一ではない、これが正しい世界の見方です。

思考と自分を同一視してしまって、間違った世界の見方をしているとそれは本当の世界とつじつまがあっていないので、そこから苦しみが生まれてきます。

例えば妻や夫、彼氏彼女、友人と喧嘩をして相手をこのバカ野郎と思っても、それはただ脳から分泌された思考です。このような思考を自分自身と同一視してしまうと怒りや怨みにとらわれて自分がどんどん苦しくなっていきます。

怒りはただの脳からの分泌物です。自分と同一視せずに客観的にそれを観察すればいいのです。そうすればそこから苦しみは生じません。

 

自分(自我)に執着しない

ここまでくるとかなりこの世界を正しく認識できるようになってきたと思います。最後の仕上げは自分(自我)への執着を手放すことです。これは一切の苦しみから解放される究極の生きるコツです。

なぜならこの世の全ての争いや悩みや苦しみは自我に執着することが原因だからです。原因の元を絶てばいいのです。

自分、自我というのは台風の目によく似ています。気象図を見ると台風の中心にはしっかりと台風の目があるのが見えます。黒々とした目がはっきりあるように見えます。

しかし本当は台風の中心には何も存在しないことは皆知っています。台風は流れる風の渦で、その中心が目のように見えているだけです。風が止まれば台風の目はもうどこにも見当たりません。

自分(自我)というのもこの台風の目にとても良く似ています。生命の風が流れている時にはその中心に自我というのがはっきり見えます。自分はここにはっきりあると感じられます。

しかし、生命の流れが止まってしまうとそこにはもう何も無くなってしまいます。台風の目と同じで自我というものも本当は存在しないからです。命の流れによってそこに自分があるように感じられているだけなのです。

 

人間に一番大事なのは「慈しみ」

いよいよ最終地点に到達です。自分(自我)がないということは他人もありません。この世の生物は全て実は繋がっていて同じものなのです。これが正しい智慧による正しい世界の見方です。

この世の全ての生物は繋がっていて同じものであるなら、それらを自分と同じく尊重し大事にするというのはごく当たり前のことです。他人を自分と同じく尊重し大事にすることを「慈しみ」と言います。

自分さえよければ他人はどうなってもいいと、脳の妄想にとらわれてしまって「慈しみ」の心がない人は本当の愚か者です。本当に賢くて正しく世界を見ることができるようになった人は、自然にこの「慈しみ」の心を持つようになります。

 

2022/5/25【リモート買い付けin広州アパレル卸市場】Remote buying Guangzhou clothes wholesale markets【怒りを人に出さない】

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私達がお手伝いできること

 

 

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↓ここからは小話です。広州仕入れにはあまり関係がないので興味ない方はスルーしてください。

怒りを人に出さない

これは中国で実際に起きたバス事故のニュースです。下の画像は中国のバスの様子です。乗客が途中で下車したいと要求し、運転手は途中下車はできないと口論になり、乗客は携帯電話で運転手を殴りました。その直後、怒った運転手はハンドルを大きく左に切り、バスは乗客十数人(幼児も含む)を乗せたまま高い橋から河へ飛び込みました。乗客は全員亡くなりました。

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お亡くなりになった方々のご冥福をお祈りします。そしてこのニュースからわかることは、人は怒りをコントロールできないと破滅するということです。殴った乗客が悪い、運転手が悪い、という話ではありません。このニュースの教訓は、

「怒りが暴走するととても怖い、怒りを暴走させてはいけない」

ということです。やはり怒ってはだめです。怒りは失敗・破滅への道です。

 

怒りは防衛本能

そもそも人間の怒りというのは何なのでしょうか。怒りというのは生物の防衛本能です。自分の身体や自尊心が何かの攻撃にさらされたときに瞬時に自分の身を守るための本能的な働きです。

急に人に携帯で頭をなぐられた、すると攻撃されたことに対して本能的に怒りという反応が出ます。心臓がバクバクし、血圧が急上昇し、興奮状態になり、すばやく身体を動かし攻撃を避けたり、反撃できるスタンバイ状態に自動的に身体がなります。これは本能なのでこれを無くすということは不可能です。何か攻撃されると必ず怒りは出てしまうものです。怒りという防衛本能が身体を守ってくれるのです。

 

怒りを暴走させない

誰かに自分の身体や自尊心を攻撃されると防衛本能である怒りが瞬時に発動します。そしてその怒りにまかせて暴走すると、上記のバスの運転手のように破滅してしまいます。本来身を守ってくれるはずの防衛本能が身を滅ぼしてしまうのです。怒りに任せて得することは何一つありません。損するだけです。

瞬時に怒りが生じるのは生物の防衛本能なので仕方ありません。大事なのはそれを自分の心の中だけで処理して、絶対に外に出さないというこです。殴られるとか極端な攻撃を受けるとかではなくても、ちょっとしたイライラすること、悪口を言われたとか、嫌な事を言われたとか、そういう場合も同じことです。

イラっとしても自分の心の中で処理して、それを絶対に外に出してはいけません。外に出しても損をするだけです。得することは1つもありません。

仕事で疲れて帰ってきたのに、隣の旦那さんの方が稼ぎがいいと言われたり、

家事育児でフラフラになっているのに、仕事をしなくて楽だなと言われたり、

取引先業者や部下が思い通りに動かず、失礼なことを言ってきたり、

身体だけでなくこのように自分の自尊心が攻撃されたときにも、防衛本能である怒りが瞬時に生じます。そしてもし怒りを暴走させて相手に「うるせえ、ばかやろう」と言ってしまったらどうなるでしょうか。相手ももっとヒートアップします。そして最後には離婚だ、とか、最悪は。。。、というように恐ろしいことになってしまいます。100損することはあっても1つも得しません。

怒りが瞬時に自分の中に生じるのは仕方ありません。でも絶対にそれを外に出してはいけないのです。怒りの原因になるような災難は大なり小なり、生きていれば必ず襲い掛かってきます。大事なのはその時どう反応するかです。

 

怒りを人にださない方法

こういう感情をコントロールする方法をお釈迦様は2500年前から説いています。

「内観」という方法です。内観というのは、自分の心と身体の状態を客観的に観察するということです。今、自分の心の中に怒りという防衛本能が生じた、心臓がばくばくしている、手から汗がでて、体中が熱くなっている、呼吸も乱れている、

このように5秒くらいゆっくり息を吐きながら、自分の心と身体を観察します。無理やり怒りを押さえつけるのではありません。ありのまま観察します。すると自動的に怒りは弱まります。なぜなら主観的レベルにあった怒りが、客観的レベルになったからです。第三者の視点から客観的に自分を観察するとふっと怒りは弱くなります。客観的レベルになれば後は制御可能になります。

脳が怒りを暴走させます。あいつが~だから悪い、~だからだめだという脳の思考はストップしてください。ここまでくればもう怒りはかなり弱まっているので、制御できるでしょう。このまま怒りを暴走させると中国のバスの事故のようになってしまう、どう反応するのがベストか。良く考えてください。

そして攻撃や暴言を吐いてきた相手に静かに「そうだね」とスルーすればいいのです。これで正面衝突の危機を回避できます。怒りを相手に出さないことで100倍得するのです。

 

魂の修行

これは絶対に怒りを外に出さないという魂の修行です。怒りを出さない方が良いという理屈は5歳の子供でもわかります。でも実践するのは80歳の老人でもなかなか難しいものです。

実は私もそうとうの短気です。嫌なことがあるとすぐ人に出してしまう傾向がありました。私の父がものすごい短気な人でよく母に八つ当たりするのを見ていましたから短気なのは遺伝もあると思っています。今は反省し「内観」の修業中です。

すぐに完全に怒りを制御するのは難しいですが、「内観」の練習を続けているうちにだんだんと、お、以前より怒りをうまく制御できるようになってきたな、という状態になってきます。

諦めずに「内観」の練習を続けましょう。この「内観」ができるようになると自分も第三者の視点から客観的に判断する能力が高くなります。日本一のお金持ちになったユニクロの柳井さんは自分は社長には向いていないが、成功した原因は自分を客観的に見る能力が人より高いことだと言っています。優れた司令官であった山本五十六さんもぐっとこらえて外にださないこと「男の修行」が大事であると言っています。

とはいえこれはとても難しいことです。元マクドナルド社長の原田さんは従業員数万人をマネージメントするほどのすごい人です。でもただ一人自分の妻をマネージメントできず怒ってゴルフクラブで殴ってしまい問題になり会社の社長を辞任していました。

なかなか成功できない人は自分を客観的に見れないことが人生のボトルネックになっている場合が多いです。自分を客観的に見れることは、生活や仕事など人生成功の重要なセンターピンであると言えます。このブログでも何度も言っていますが、「人は思い通りにならなくて当たり前」です。他人が自分の思い通りになってくれると考えているあなたが間違っているのです。

自分が間違っていると考えれば次から改善ができます。しかし人のせいにしても改善のしようがありません。それはコントルールできる範囲外の事象です。自分でコントロールできる範囲内の事象だけに集中しましょう。雨が降ってくるかどうかはコントロールできませんが、自分で傘を持っていくかどうかはコントロールできるのです。

 

 

2022/5/24【リモート買い付けin広州アパレル卸市場】Remote buying Guangzhou clothes wholesale markets【この世界は仮想現実】

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この世界はVR仮想現実である

私たちが現実だと思っているこの世界は、実は洞窟の中で炎に照らし出された影絵のようなものです。脳コンピューターによって映し出された超高精度なVRゲームです。VRゲームにほぼ強制的に参加させられて閉じ込められている状態とも言えます。

下の図はプラトンの「洞窟の比喩」です。

手足や首を拘束されて身動きできず、ただ洞窟の壁に映し出された影絵を現実だと思って見ている囚人、これが私たちです。

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洞窟の外には本当の世界があるのですが、その事には気が付きません。目の前の影絵が本当の世界だと信じているからです。

光が眼球から入り網膜細胞が刺激されて電気信号が発生しそれが脳に伝わり、脳の中で映像として映し出される、この構造はまさに洞窟の影絵そのものです。

たっだこれだけの説明で十分です。私たちが現実だと思っているこの3次元世界はただの影絵で仮想現実なのです。

財産、地位、名誉、仕事、生きがい、他人、自我、時間、空間、これら全部影絵です。私たちは本当の世界を全然見ていません。洞窟の中で影絵を見て悩み競争し争い苦しみもがいています。

洞窟から抜け出して本当の世界を見る方法は、脳で映像を映し出すのをやめること、すなわち思考するのを止めることです。だから座禅や瞑想をするときには心を無にするように言われるのです。それが唯一、洞窟から抜け出す方法だからです。

影絵なんだからこの世界なんてどうでもいい、ということではありません。VRゲームだからこそ大事にプレーしなくてはいけません。自分は洞窟の中に閉じ込められているということを自覚してもっと高次元の視点からこの世界を観察します。

自分という自我も本当は存在しない影絵です。自我に執着して自分さえよければいいと他人を苦しめたり争ったり妄想したり悩んだりするのをやめることです。他人はあなたの仮想現実に映し出されたあなた自身です。

脳で思考する限りは洞窟から出られないからあれこれ理屈で考えてもそれは影絵にすぎないということです。優秀な研究者がいくら頑張っても本当の世界を全て記述できる数式は脳では解けません。数式はただ仮想現実をシミュレーションしているだけです。洞窟から出ることなく外の世界を見ることはできないのです。多くの理系研究者が晩年、精神世界に傾倒していくのはこの限界を感じるようになるからなのでしょう。

山の樹木のように今一瞬をただ生きて時が来ればただ黙って去っていく、それが私達があるべき姿です。

なぜこんなVRゲームが何のためにいつ作られたんだろうとか人間の人生の意味ってなんだろうとか思ってしまったあなた、すぐに何でも脳で理屈を考える癖をやめましょう。それは無駄です。洞窟から出るのです。

 

 何も考えない

何か考えたらもうそれは余分だ

妄想しないことだ

あるのは今この時の一息一息だけ

人間は名誉、地位、見栄で頭がいっぱい

欲は克服しないと迷いの道だ

山の草木がお手本である

春になれば芽が出て花が咲く

山の草木は法にかなった真理を黙って実行する

誰に褒められるということも思わない

何か報酬をもらおうということも思わない

時が来たら黙って花が咲き

褒められても褒められなくても

すべきことをして黙って去っていく

人間もそうあるべきなのだろう